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2022年 06月 06日
『彫刻と対話法Ⅷ』 ① 『そんなの拾ってきちゃだめじゃない?』 2022年6月1日(水)-2022年6月9日(木) ② 『実験の星』 2022年6月11日(土)-2022年6月19日(日) ③ 『ピンチ・イン・アウト』 2022年6月21日(火)-2022年6月29日(水) 会場時間:13:00~19:00 会期中無休・入場無料 会場 :HIGURE17-15cas ① 森田和歌奈 , イムソヒョン, 小林このみ ② 小崎雅弥 , 八木温生 , 林和奏 ③ 石﨑朝子 , 古西穂波 , ショウエイキン [テキスト] ①加納なつみ , 城土佳奈 , 作田壮紀 ②真田将太朗 , 湯本はな , 角野文 ③岸本望 , 小金丸直泰 , 兼川涼 [主催] 武蔵野美術大学彫刻学科研究室 [企画] 武蔵野美術大学大学院彫刻コース 東京藝術大学美術学部芸術学科(美学研究室) [協力] [DMデザイン] 石田和幸 [展示概要] 2004年に武蔵野美術大学の学科横断型企画として生まれ、15年から学外に新たな場を求めて始まった「彫刻と対話法」。8回目となる今年は、武蔵野美術大学大学院彫刻コースと東京藝術大学美術学部芸術学科(美学研究室)が協働し、HIGURE 17-15 casの協力のもと、彫刻と対話法Ⅷを開催する。 本プロジェクトに際し、武蔵野美術大学の学生(つくり手)と東京藝術大学の学生(書き手)が作品をめぐって対話を実施。昨年度は対話した後1つの展示を企画したが、今年度は新たな試みとして作家を書き手側が3グループに分け、3つの展示を実施する。複数の展示を行うことでそれぞれの会期で異なる彫刻とテキストの関係性を思考すると同時に、展示同士の関係性の構築を試みる。また、展示期間中にゲストを招きイベントを開催し、参加学生の対話を行い、学生間で止まっていた対話に外部の視点を取り入れることで企画の新たな局面を志向する。 作り手と書き手、展示と展示、様々な対話を元にした関係性で構成される本企画は鑑賞者との間に何を築くのか。是非3つの展示に足を運んで体感して欲しい。 #
by higure17-15cas
| 2022-06-06 20:19
2022年 03月 21日
絵画は色や線、絵肌や筆致が関係し合いながら、それぞれの色が価値を持つことで空間をつくります。また、水と油のような抽象と具象といった混ざることのない2つが繋がり合うことで、見たことのない画面を試みます。 現実は様々なものが繋がり合い関係し合って混沌としています。その混沌とした現実を枠におさめようとせず、あるがままに受けとめて作品を通して提示します。 渡辺有葵 1981年に静岡県三島市に生まれる。2006年に日本大学大学院造形芸術専攻博士前期課程を修了し2014年夏に1ヶ月間、ドイツのライプツィヒ、ベルリン、ブレーメンをバックパッカーで取材旅行をする。東京を中心に活動、千葉在住。新制作協会会員。 #
by higure17-15cas
| 2022-03-21 11:47
| exhibition
2022年 03月 17日
皆様へ 大変お待たせしました。 三田村光土里さんと中尾拓哉さん(美術評論家)のトーク映像を公開いたします。 当日は、終始リラックスした雰囲気で、お二人のお話が進みました。 三田村さんの今回の展示作品のほか、この展示に至る経緯もよくわかって、楽しくも大変濃い内容のトーク映像になっています。まさに奇跡のマッチングです! ぜひご覧ください。 どうぞよろしくお願いいたします。 カトウチカ(インディペンデント・キュレーター) #
by higure17-15cas
| 2022-03-17 14:05
| event
2022年 02月 26日
よるの体温
昼と夜の移り変わる時刻のことを逢魔時という。 世界を照らす太陽が少しずつ沈み、時間と共に静寂へと移り変わる。 同じ空気を吸って、吐いているはずなのに、何処か違う空気になったかのように錯覚をする。 昼間に見えていたものが、夜に隠され見えにくくなる。 しかし見えにくくなった代わりに、他の感覚が研ぎ澄まされる。 ほんの少しの明かりに照らされた、夜だから’’見えるもの’’。 私は、この逢魔時に感じる気配をモチーフに制作している。 坂本美果 1999年 山梨県生まれ 2021年 東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻在学 2021年 「二足歩行」 RANZAN STUDIO 2021年 「乱反射」 River Coffee &Gallery #
by higure17-15cas
| 2022-02-26 15:31
| exhibition
2021年 11月 18日
Unknown Image Series no.8 #4 三田村光土里 「人生は、忘れたものでつくられている」 ■会期:2021年12月4日(土)〜 19日(日)13:00-19:00 *会期中、三田村は会場で制作を続け、スペースが日々変化していきます。 ■会場:HIGURE 17-15 cas ■休み:月・火 ■トーク(YouTubeにて配信中):三田村光土里+中尾拓哉(美術評論家) ■お問い合わせ:info●unknownseries-art.com(●を@に変更してください) 主催:Unknown実行委員会 企画:カトウチカ 助成:(公財)小笠原敏晶記念財団 広報協力:YN Associates デザイン:META STUDIO Ltd. 「人生は、忘れたものでつくられている」。 久しぶりに開いたアイデアノートのページに、その走り書きはあった。前後のメモからすると、この2年ほどの間に書いたのだろう。いつ何を思って書きとめたのかは思い出せないが、その一文は、何かの意志を持ったように私を諭して見えた。 思い出は日々その輪郭を失い、記憶は意識から去り続けて、印象だけが心に遺されていく。 1990年代前半、私は古い写真を題材に、こまごまとした生活の痕跡を組み合わせて空間を造形し始めた。私の家族にしか価値のないような、普通の人々の衒(てら)いのない視点が捕らえた写真と対比するように、父と母の立ち姿を意図的に撮り、日常の写真と写真作品の曖昧な価値の境目を空間に提示してみせた。 昨年の始まりはコロナ禍に翻弄される一方、春には母が思いがけなくこの世を去った。秋になって再び制作の現場に戻ったとき、ただ「つくり続けていたい」という気持ちだけが強くなっていた。完成も評価も求めない。足元で自然に草が生えてくるように、その場所に何かを生み出していたかった。 インスタレーションという表現形態は、人に観てもらうことを目的としていて、創作というより、展示に間に合わせるための造作に追われる。しかし、いつの間にか滞在制作に軸足を置き、時間をかけて日々の気づきを空間に積み上げるようになってからは、観せるためにつくるのではなく「つくるために観せる」と言った方がしっくり来る。 つくり上げた空間が目の前から消え去り、記憶から遠ざかっても、つくり続けた「暗黙知」は感覚となって身体に宿っていく。 銀塩が印画紙に定着するように、記憶の輝きの残像が意識にこびりつくように、ここでまた何かをつくり続けてみようと思う。 私は、私の一番近くにいる鑑賞者として、自分が何をつくるのかを目撃していたいのだ。 (2021年10月 三田村光土里) 三田村光土里 | MITAMURA Midori 1964年 愛知県生まれ。1994年 現代写真研究所 基礎科修了。「人が足を踏み入れられるドラマ」をテーマに、日常の記憶や追憶のモチーフを、写真や映像、日用品、言語など様々なメディアと組み合わせ、私小説の挿話のような空間作品を国内外で発表。近年の主な個展に、グラン・カナリア(スペイン)での「If not here, then I’m somewhere else」(Galeria Manuel Ojeda、2018)、「Art & Breakfast」(CAAM – Atlantic Center of Modern Art、2017)がある。展覧会ではイギリスの「フォークストン・トリエンナーレ2017」関連企画「Leaving Language」、国内では、「あいちトリエンナーレ 2016」、「アッセンブリッジ・ナゴヤ2020」など。2005年 文化庁海外派遣芸術家(フィンランド)。 中尾拓哉 | NAKAO Takuya 美術評論家。博士(芸術)。近現代芸術に関する評論を執筆。特に、マルセル・デュシャンが没頭したチェスをテーマに、生活(あるいは非芸術)と制作の結びつきについて探求している。著書に『マルセル・デュシャンとチェス』(平凡社、2017年)。編著書に『スポーツ/アート』(森話社、2020年)。主な論考に「50年あるいは100年後の鑑賞者──日本・マルセル・デュシャン論再考」(『美術手帖』2019年2月号)、「アート・イン・ザ・ゲーム──ゲームアート前史」(『美術手帖』2020年8月号)など。 Unknown Image Series no.8 イメージが持つ力と本質を探り、未知のイメージを創出する この世界においては、日々膨大なイメージが生まれては消えていくが、ときに稀有なイメージが出現する。今回の参加アーティストは、三田村光土里、横山奈美、鈴木のぞみ、山元彩香、庄司朝美の5名。連続する個展の形式をとる。各回のトークイベントとテキストのゲストには、光田由里(多摩美術大学教授)、梅津元(芸術学)、飯田志保子(キュレーター)、中村史子(愛知県美術館学芸員)、中尾拓哉(美術評論家)らを招く。 シリーズの終了後にはバイリンガルの記録集を制作し、本というメディアにおいても新たな表現の展開をはかっていく。 (インディペンデント・キュレーター:カトウチカ) #
by higure17-15cas
| 2021-11-18 20:52
| exhibition
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