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2024年 10月 01日
会期:2024年10月4日(金)〜10月30日(水) 13:00-19:00 会場:HIGURE 17-15 cas アーティスト: Liisa(りさ) 1999年ハンガリー⽣まれ、中国籍。イタリアで育ち、⽇本に留学。京都精華⼤学マンガ学部ストーリーマンガコースを2023 年に卒業。現在、東京藝術⼤学修⼠課程デザイン専攻在籍。言葉に頼ることなく「没入感」を受け手に物語として経験してもらう作品を目標とする。 日常の中で目にしたものや経験したことを描いているうちに、互いに関係ない物同士であるにも関わらず一つの物語として結ばれる瞬間がある。今回は特にそういった経験を出発点としている。人々はいつの時代も未知の世界を垣間見たいと願い、物語や遠い国々、未来や過去の風景へと思いを馳せてきた。痕跡が取り残されたままの作り物の世界、その音の無いラビリンスは、明瞭な道を示さなければならないマンガに対する問いかけであると同時に絵画の臨界点なのかもしれない。 制作では、漫画業界で失われつつあるスクリーントーンの技法に着目している。デジタル作画が全盛のなか、高価で手間のかかるスクリーントーンは敬遠されてしまうからだ。今回はカッティングシートで、デザインした柄をカッティングシートに印刷し、カットして重ねて貼り合わせている。 コウノトリのかみ跡とは、生まれたばかりの赤ちゃんの首筋や後頭部にできるピンク色のあざ。コウノトリが赤ちゃんを運んだ時に残した痕と言われる。痕跡はあるけど、それがコウノトリの仕業であるはずもない。それはないものの痕、不在の痕跡を象徴している。そしてこのあざは、成長しても残り続けることもある。 [関連イベント] アーティストトーク 日時: 10月12日(土)15:00〜16:30 登壇者: Liisa、植田 工(アーティスト) 司会者: OJUN(画家)
by higure17-15cas
| 2024-10-01 21:36
| exhibition
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