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2021年 10月 01日
水曜休 会場:HIGURE17-15cas 約6万年前、クロマニヨンは洞窟に絵を描きました。 イメージの力が絵となり、彼ら彼女らは「希望」や「夢」を膨らませたのです。 絵には支持体が必要です。 私はベロア地を支持体に選びました。光沢が美しいベロア地の虜になりながら制作していくうちに、しっとり輝く柔らかい岩肌を触っているような感覚になりました。 真っ暗な洞窟の中で絵を描いたクロマニヨン達は、きっと「窓」を夢見ていたのではないかと思うのです。 今の私達にとって窓は欠かせない存在となっています。たとえ太陽がなくなり、人工の太陽を作ったとしても人は窓を作るでしょう。 私は洞窟を部屋に置きかえ、何もない壁にカーテンをかけようと思いました。その先に「窓」を想像したいからです。(内田麗奈)
by higure17-15cas
| 2021-10-01 17:48
| exhibition
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