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2015年 04月 29日
「世界制作のプロトタイプ」
「世界制作のプロトタイプ」は、「Reconstructionism(再構築主義)」を活動テーマに掲げるキュレーター・上妻世海が、昨年8月に開催した日本初の「インターネット時代のヴィジュアル・コミュニケーション」をテーマにした展示として話題を集め、1,500人を集客した「 wave internet image browsing」に続いて手がける展示であり、上妻が本展にあたって執筆した2万字の論考「世界制作のプロトタイプによせて」に基づき作家を選出。 出展作家は、梅ラボ(KazukiUmezawa)、GraphersRock、50civl、千房けん輔(exonemo)、田中良治(Semitransparent Design)、chimpanzee (KINESYSTEM)、TOKIYA SAKBA、Nukeme、Hachi (BALMUNG)、LLLL、HouxoQue、borutanext5、mus.hiba、と2015年現在を象徴するアーティスト14名が並びます。 本展のタイトルにある「世界制作のプロトタイプ」は、アメリカ現代哲学の最重要著作といわれるネルソン・グッドマンの『世界制作の方法』および現在、世界で最も注目されている哲学者・美学者のひとりエリー・デューリングの『プロトタイプ』に由来しており、本展のコンセプトについて上妻は、次のように語ります。 「伝統あるいは合理性という信仰によって構造化された社会から一旦離れて、常識や合理性とは別の形の世界の複数性を見出すこと。そして、その複数性を肯定することからも離れて、社会という誰にでも操作できる素材たちの可能性を探ることで、各々の世界を再構築したいと考えています」 また「世界制作のプロトタイプ」は、作家のSNS上の会話をウェブサイトで公開していくなど、近年、アート・ワールドにおいて重要なキーワードである「リレーショナル(関係性)とコンティンジェンシー(偶有性)」の問題を内包させ、現在進行形のさまざまな表現を結集させことで、変わりはじめている日本のアート・ワールドの輪郭を引き直し、2020年に向けてインターネット以降の東京を再構築することを目的としています。 日程:2015年4月18日(土)〜29日(日) 時間:13:00〜20:00(4月18日はオープニングパーティのため18:00〜22:00) 出展者:梅ラボ(KazukiUmezawa)、GraphersRock、50civl、千房けん輔 (exonemo)、田中良治 (Semitransparent Design)、chimpanzee (KINESYSTEM)、TOKIYA SAKBA、Nukeme、Hachi (BALMUNG)、LLLL、HouxoQue、borutanext5、mus.hiba 会場:HIGURE 17-15 cas(東京都荒川区西日暮里3-17-15) キュレーター:上妻世海 テクニカルディレクター:高田優希 / ayafuji 協力:HIGURE 17 15 cas、西田篤史 (一般社団法人PLATOTYPE) メディアパートナー:DOMMUNE 主催:美学校・ギグメンタ実行委員会 特設サイト:http://prototypes-of-worldmaking.com/ ギグメンタ2015:http://gigmenta.com/index.html 《イベント情報》オープニングパーティー 2015年4月18日(土)18:00〜20:00
by higure17-15cas
| 2015-04-29 00:00
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