Meeting under the Full Moon

大久保あり「Meeting under the Full Moon」
大久保あり 《A Man in the Full Moon》 2009～


2013.9.19（木）18:30～22:00
会場：HIGURE 17-15 cas（東京都荒川区西日暮里3-17-15）


中秋の名月の日、一夜限りのスクリーニングイベント「Meeting under the Full Moon」を開催します。

本イベントでは大久保ありの未発表、継続中のプロジェクト「A Man in the Full Moon」を会場の２フロアで上映、あわせて同プロジェクトの新シリーズを撮影の予定です。

大久保はある物語を起点に、映像、写真、ペインティング、テキスト、そして朗読まで、さまざまな形式でイメージを展開するインスタレーション作品を手がけてきました。シンプルな言語あるいはイメージから始まるそれらは、鑑賞者ひとりひとりのなかで新たなイメージを想起させ、枝分かれし、ゆるやかな広がりを見せていきます。

「A Man in the Full Moon」は、その月が誕生月の男性とともに満月の下で会話を交わす、というただひとつのルールを基に、大久保が2009年より継続して取り組んでいるプロジェクトです。
誰に聞かせるためでもなく続けられる他愛のないおしゃべりは、「ある満月の晩」に交わされた誰かとの会話の記憶とゆるやかに交差し、新たな時間を紡ぎだすことでしょう。

※本プロジェクトの新シリーズ撮影にあたり、イベント当日または今後一年間のあいだの各月に、満月の下で会話を交わす相手を募集します。９月生まれ又はその他の月の生まれで参加をご希望のかたは、ぜひ会場にてお声がけください。


◆大久保あり
1998年武蔵野美術大学卒業後、Goldsmiths Collegeを修了（2000年）、その後Chealsea College of Art&Design修士修了（2001年）。近年の個展として「パンに石を入れた17の理由」（switch point、2013年）、「妄想する」（LOOP HOLE、2012年）、グループ展として「Blue Valentine」（XYZ collective、2013年）、「Ryugu is Over」（竜宮美術旅館、2012年）など。

企画／協力： 永田絢子　　
お問い合わせ先： hgr.ngt◎gmail.com（◎→@）