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2013年 05月 21日
佐々瞬 「催眠術/話の行方」 *1日のみ会期を延長します
++++++++++ 会 期:2013年5月4日(土・祝) ~ 5月 ※通常火曜日は休廊日ですが、開廊いたします。 新作《話の行方》、18日より展示が更新されます。 会期わずかとなりましたが、ぜひご来場ください。 時 間:14:00~21:00 (火・水 休み) オープニング: 5月4日 18:00~20:00 会場:HIGURE 17-15 cas ++++++++++ この度、HIGURE 17-15 casにて佐々瞬の個展を開催いたします。 佐々瞬(ささ・しゅん)は1986年宮城県生まれ、東京都在住。2009年東京造形大学美術学科絵画専攻卒業。主な参加展覧会に「No Man’s Land」(在日フランス大使館、東京、2009年)、「大邱フォトビエンナーレ2012 Dance on a Thin Line」(大邱芸術発展所、韓国、2012年)、「MOTアニュアル2012 Making Situations, Editing Landscapes 風が吹けば桶屋が儲かる」(東京都現代美術館、2012年)、「Omnilogue:Your Voice is Mine」(シンガポール国立大学美術館、2013年)など。 また近年では、東京デスロック「モラトリアム」(STスポット、横浜、2012年)、フォレスト・フリンジat TPAM「Playing with Cities」(BankART Studio NYK、横浜、2013年)といった演劇、パフォーマンス公演へ参加するなど、活動の場を広げています。 佐々は過去/未来の出来事や記憶を、常に更新され続け得るものとして扱い、「今」をあらゆる可能性へと切り拓く試みを一貫しておこなってきました。その作品の多くは、複数の個人による、きわめて私的で曖昧な記憶や記録によって紡がれます。 不可解な構造物を前にその解釈を語る人たち(《アレの話》2009年)、松の生育を追った記録と、その周辺の出来事を綴った日記(《松と日記》2011年)、震災で亡くなった友人とのダイアローグ(《それらの日々をへて、あの日がやってくる》2012年)など―そこではフィクションと現実、そして異なる時空が織り交ぜられ、不確かであるが故の豊かな可能性に満ちた「今」が、新たなリアリティーをもって立ち上げられます。映像、立体、テキスト、パフォーマンスなどの手法を用いた多層的な構造もまた、佐々作品の醍醐味といえるでしょう。 本展覧会は近作《恋人のための催眠術/戦争経験について書かれた手記(ケー坊の手記)》と新作《話の行方》(ともに2013年)の2部で構成いたします。 前者は、とある故人が遺した第二次世界大戦での戦争体験について書かれた手記を巡り、佐々自身が体験していない「戦争」の経験をたぐり寄せること、また故人との関係性を現在地から更新することを、複数のタイムラインのなかで試みるものです。3つの映像からなる本作品は、4月までシンガポール国立大学美術館にて開催のグループ展で展示され、今回は会場の空間にあわせ再構成したインスタレーションとなります。 一方、本展が初の発表となる新作《話の行方》は、複数の小説と不定期のパフォーマンスで構成され、常に異なる物語を空間に負わせます。展覧会場を舞台にした十篇ほどの小説は、自身の家族 や、街で偶然出合った人あるいは故人まで、それぞれが異なる視点から綴られます。会期中に行われるパフォーマンスはときに小説のテキストと交差し、目の前の身体にフィクショナルな物語を重ね合わせることによって、佐々は鑑賞者のなかに「もうひとつの物語」の出現を仕掛けるのです。 また本作品では、佐々が来場者のなかから希望者を募り、インタビューを通じて新たな小説を執筆し作品化するという試みもおこないます。 佐々にとって2年ぶりの個展となる本展覧会を、ぜひご高覧いただければ幸いです。 トークイベント <シンガポールで考えたこと -「Your Voice is Mine」展 出品作品報告会> 今年1月から4月までシンガポール国立大学美術館で開催された展覧会「Omnilogue: Your voice is mine」の出品作品をめぐり、参加アーティストおよびキュレーターによるトークイベントを開催いたします。 日時:5/15(水)18:30開場/19:00〜21:00 料金:1000円(ワンドリンク付き) 要予約: →定員に達したため、ご予約は締めきりとさせていただきます。 <出演者> アーティスト:冨井大裕、山川冬樹、山本高之、佐々瞬 キュレーター:藪前知子 定員:30名 ※イベント中に展示はご覧いただけません。予めご了承ください。 ※当日はcomos-tvの協力によりUstream配信予定です。 comos 配信URL: http://www.ustream.tv/channel/comos-tv 企画/協力: 永田絢子 お問い合わせ先: hgr.ngt◎gmail.com(◎→@) All images © Shun Sasa 木の構造物、声のオーディオ・トラック、他 日記、松 パフォーマンス、テキスト 出演=佐々瞬 パフォーマンス、ミクスト・メディア 出演=小田原直也、佐々瞬
by higure17-15cas
| 2013-05-21 00:00
| exhibition
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