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2012年 10月 07日
— 夫婦のとぐろ —
![]() 会 期:2012年10月2日(火)- 10月7日(日) 12:00-20:00(最終日は16:00まで) ※会期中無休 会 場:HIGURE17-15 cas レセプション:10月6日(土)17:00-20:00 ++++++++++ 私は普遍的な日常生活の一部を組み合わせて、一つの空間の中に構成した物を描写する事で、 日常生活では見られない意外な空間や風景の表出を試みています。 日頃見ている物からたちまち想像が膨らむ発展の瞬間を、私は魅力的に思い表現してきました。 今回二つの会場にて『古川あいか展』―「家族の円環」「夫婦のとぐろ」を行います。 それぞれの会場では展示構成、出品作が異なり、全て新作を発表しますので、 両会場お越しいただけたら幸いです。 多くの方のご来場をお待ちしております。 ― 古川あいか ++++++++++ 古川あいかの作品は、見るものを惹きつけ、永続する余韻を残す。 衣類や布などの日常のモチーフを捉えながらも、そのモチーフが大量に天空に吸い込まれるような作品、 また同心円状に描かれたイメージ。 人々が毎日飽くことなく着替えることで入替る衣類、 それらは古川の組み換え作業で、非日常の世界となり、さわやかな刺激を創出する。 古川は「ふと日常の中から訴えてくるような何かの感覚」「無意識的な習性」を意識化することで、 日常のものが日常のもので無くなり、その一瞬に興味を注がれるという。また、人々の生活は、 「繰り返されているのに重ならない」行為であり、それを渦巻きに例えて表現している古川の手法にも、 他に類がなく、輝く個性を感じさせる。 アーティスト・イン・レジデンスを経験したライプツィヒに再び文化庁派遣される古川の新作群は、 古川の決意宣言であり、今後の飛躍を保証するに足る力作揃いである。 (五十嵐卓 / 損保ジャパン東郷青児美術館キュレーター) ++++++++++ 作家ホームページ:http://furukawaaika.com/index.html
by higure17-15cas
| 2012-10-07 00:00
| exhibition
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