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2012年 04月 29日
労働力、商品価値、そして真珠の値段と人間の生命の価値
![]() MUSSEL アーチー・モア展 会期:2012年4月6日(金) - 4月29日(日) 13:00-20:00 ※ 会場:HIGURE17-15 cas 1F オープニング・レセプション 4月6日(金)19:00-22:00 ※初日は19:00より、最終日は17:00まで ++++++++++ 本展MUSSELは、オーストラリアのアボリジニ芸術家アーチー・モアの国外での初めての個展となります。モアはぺインティングやコンセプチュアル・アートや彫刻を通じて、オーストラリアの人種政策についての特別な想いを国内外の様々な場所で表現してきました。 この展示のひとつのきっかけとなったのが、日本人とアボリジニが共にオーストラリア北西の町ブルーム(Broome)で真珠を採取していたという共通の歴史です。ブルームでは、1870年から1939年まで真珠の採取・加工が行なわれていました。潜水はとても危険な仕事で、多くの低賃金の移民、特に日本人、そしてアボリジニの人々がこの仕事に携わりました。そして、多くの人々が溺死し、また、潜水病で亡くなりました。 本展でモアは、ブルーム、真珠採り、潜水などに関連した平面や立体、またはファウンドオブジェクトなどを用いて、アボリジニ伝統の潜水文化と日本伝統の潜水文化を比較し、労働力、商品価値、そして真珠の値段と人間(アボリジニ・日本人)の生命の価値の対照を行います。 ++++++++++ 関連イベント ◇アーチー・モア × エミリー・ウェクリング 4月8日(日) 17:00-18:00 (入場無料) アーチストのアーチー・モアとキュレーターのエミリー・ウェクリングによるトークショーを行います。言語は英語ですが、日本語による同時通訳を行います。 ++++++++++ MUSSEL アーチー・モア オーストラリア在住のアボリジニ作家。オーストラリアの人種制作や歴史を主なテーマとし、コンセプチュアルな作品制作を行う。 エミリー・ウェクリング 東京在住のキュレーター/美術研究者。オーストラリアのブリスバーン出身、「日本の現代美術におけるる少女イメージ」を専攻し修士を取得。また、オーストラリアではサウンドアートのイベントのキュレーションも行う。
by higure17-15cas
| 2012-04-29 00:00
| exhibition
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