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2016年 06月 01日
紀元二六〇〇年ー西暦2020年 棄てたのは私、棄てられたのは私
会期:2016年6月1日(水)~14日(火) 会期中休廊日なし 時間:13:00 - 19:00 ※最終日17:00まで 作家在廊日 会期中の土、日、月曜日 【イベント】 オープニングパーティー 6月4日(土) 18:00 - 伝説の「スナックぱるみ」が出張予定! 「あてずっぽう占い」もあります。 入場無料 展覧会概要 1940年(昭和15年)、紀元二六〇〇年記念事業として東京で開催される予定だった、万国博覧会、 第十二回オリンピック東京大会は日中戦争激化と国際的非難を理由に中止に追い込まれた。 当時、紀元二六〇〇年記念事業として数々の式典や事業が行われたが、それにともない1937年の 報知新聞東京版では東京の景観美化を呼びかけた記事が載せられ京橋地区の「不良住宅」が問題と された。 東京の景観美化運動が、清潔化、衛生化と同義に捉えられた時、そこから排除された人々の暮らしが あった。それを牽引したのが当時の美術批評家協会や学者、建築家、東京市職員らによる有志団体の 「都市美協会」だった。 国家事業が行われる時、その裏にあるもの、存在を消されていくものがある。 その流れは現在でも変わらず、収束の見えない原発事故、東北、九州の震災の復興も終わらないまま 2020年開催予定のオリンピック東京大会の準備は進められている。 国家の威信をかけた事業が行われる時、アートもまた利用される。海外のお客様に見せたくないものを 隠すための隠れ蓑や、「日本の文化」を示すためにアートに正しさを求められることもある。 今回の展示では、会場となる日暮里のHIGURE17-15cas の付近の地域にかつてあり、自治体からの 排除対象となっていた廃品回収業のバタヤ集落について想像し制作をした。 また、ホームレスを排除するためのオブジェである「排除アート」について考察し、国家と差別、 国家に利用されるアートの「排除するもの」、「排除されるもの」、「排除を逃れるもの」の関係を絵画、インスタレーション作品を通して再考する試みである。 ■略歴 1977年 東京生まれ 2002年 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業 現在東京在中 http://tatsuy1.wix.com/haruka-kudo <主な個展> 2015年 工藤春香展 三越伊勢丹新宿店通路ギャラリー 2014年 「あしもとの正体」ARTTRACE gallery 2014年 「不安定なエネルギー」馬喰町ART+EAT 2012年 「生きている」馬喰町ART+EAT 2010年 「補陀落」 unseal contemporary 2010年 「漂流」port gallery (kotobukiクリエイティブアクション) 2009年 「新しい島」 墨東まち見世ロビー内 2008年 「川の中の山山の中の川」 unseal contemporary 2008年 「ラブレターフロム穴凹」 トーキョーワンダーサイト本郷 2006年 「日記」 喫茶谷中ボッサ 2006年 「工藤春香展」Gallery appel 2005年 「こどもの部屋」 Art gallery 環 2004年 「工藤春香展」Gallery ES 2003年 「工藤春香展」 Gallery ES 2002年 「工藤春香展」 Art gallery 環 <主なグループ展> 2015年 「観察・反応・拡張」ARTTRACE gallery 2015年 「逸品展」三越伊勢丹主催 ウェスティンホテル東京 2014年 「反戦 来るべき戦争に抗うために展」SNOW Contemporary 2011年 「おまえはどうなんだ?展」松の湯二階 2011年 「第一回アジアンアートウェイイン上海」 中国・上海 2010年 「たまたま」武蔵小金井シャトー2 F(大木裕之企画) 2009年 「柔らかな器~感覚の境目を行き来する6人の作家達」(作家自主企画)松の湯 イタヅ・リトグラフ版画工房企画2007年 「フェイスリフト」 現代ハイツ 2007年 トーキョーワンダーシード トーキョーワンダーサイト渋谷 2006年 「イタヅ・リトグラフ版画工房展」DELL GALLERY QUEENSLAND COLLEGE OF ART(オーストラリア) 2006年 「トーキョーワンダーウォール入選者展」(東京都現代美術館) 2005年 「VOCA 展2005」 上野の森美術 2005年 GalleryES企画『乙女会議2』 GalleryES 2004年 「環展・情と感と知と夢と Part1」Artgallery環 2003年 「環展企画SELECT 4」 Artgallery環 2003年「二人展 工藤 春香・平山路子」GalleryJin
by higure17-15cas
| 2016-06-01 00:00
| exhibition
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